台湾の洋上風力発電機設置レポート
当社の社員が、お付き合いのあるメーカーの方からお声がけ頂き、台湾の洋上風力発電機設置プロジェクトの一員として、海の上で約3か月間仕事をしてきました。
珍しい仕事なので、洋上風力発電機の仕事の様子をレポートでお届けします!
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こちらは風車のタワー部分です。
中は8階まで分かれており、各階にタワーを動かすための制御盤や変圧器、空調など様々な機器が詰まっています。
この中の機器の配線をチェックしたり、器機を動かして、正常に機能するか確認することが主な仕事です。
(余談ですが映画のTENETで主人公が最初の方にいた場所が洋上風力発電機の中でした!皆さん見ましたか?)
こちらは「ブレード」と呼ばれる、風車の刃(羽)です。
風で回転することにより電気が生まれ、発電できます。
こう見ると本当に刃のように鋭くて長いですね。
こちらは風車の心臓部になる部品で、「ナセル」といいます。
風車の羽の真ん中にあるものがナセルです。
風力や風向きを計算して、ブレード(羽)の向きや回転を制御する機器がたくさん詰まっています。
タワーのてっぺんにナセルとブレードが組み立てられることになります。
それぞれ検査が終わった部品を船の上に積んでいき、設置場所へと移動します。
写真の奥に見える赤と白の部分が船です。
洋上での設置作業になる為、船の上にある黒い柱を海中へ突き刺し、船を固定します。
タワーもナセルもブレードも無事に積み込み、いざ出航!!
港から片道2時間の場所に行きます。
船の中は、風車を立てる作業員と、艦長、料理担当のコックなど、色んな人が乗船します。
安全に作業ができますように!いってらっしゃい!
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さて、せっかく台湾に行ったので、観光もしてきました。
左の写真は台湾ルーロー飯で、角煮が大胆に乗った丼が有名です。
右の写真は牛肉麺で、牛骨ベースのピリ辛のスープで、麺はラーメンというよりうどんに近い感触の太麺でした。
こちらは台湾のウユニ塩湖とも呼ばれる、「高美湿地」です。
台中市彰化近くの隠れスポットで、一面の湿地が広がっており、水が満ちていると夕日が反射して絶景とのこと。
また、たくさんの風車が並んでおり、壮観です。とても綺麗な景色ですね。
こちらは台北の人気観光スポット、「九份(クーフン)」です。
千と千尋の神隠しの題材にもされた土地で辺り一面に提灯が。
夜には、提灯すべてがライトアップされて、まさに絶景。
洋上風力発電機の設置という作業に向けて、出発前にトレーニングを受けてきました。
身体を上手く使った物の持ち方や、風車内での梯子の登り降り、洋上での救命方法などです。
台湾や日本、ヨーロッパなど、多国籍の人が約200人もいる現場でしたが、お互い協力し合って、無事に1クールを終えることができました。
稀にしか経験できない良い機会となったので、今後に活かしていきたいと思います。