引き渡し検査

運用開始前(使用前)・買取後の設備をお客様が安心してお使いに出来る様に検査致します。

受変電・PV設備

1外観構造検査

設備を運用するにあたり構造や施工状態に不備、異常が無いかを検査。
目視チェック
  • 器具の脱落、取付け施工漏れ
  • 締付けマーク等のズレ・漏れ
  • 設備内に不要物・異物(工具等)や加工時の切粉等が無いか
  • 器具の取付けの歪み
  • 施工業者の施工チェックリストの漏れ
  • 図面・仕様と名称・表示・施工の相違 
  • 設備のひび割れ、破損・汚損
  • 現地環境・仕様に適合していること
  • 法定に定められる標識類、第3者侵入防止措置は適切か
  • メンテナンスに問題の無い構造か
  • 総合的に発電・運用に支障はないか
締付・触診チェック
  • 盤、機具の締付け緩み
  • 器具の取付けのガタツキ
  • エッジ部分等、第三者が容易に傷つく構造になっていないか
    (研磨処置、保護キャップ゚取付け等々)

2絶縁耐力試験・絶縁抵抗測定

受変電設備(キュービクル、送電線ケーブル等)に
規定の絶縁能力が備わっているか検査。
絶縁耐力試験
  • 電路と対地間に規定の電圧を印加し一定時間耐えうること
    (計測値のキック現象・フラッシュオーバー等が無い事)
  • 施工誤り(ケーブル端末・敷設等)、仕様誤りによる機器絶縁破壊、
    地絡事故発生が無いこと(試験中に異音・異臭、計測値のキック現象が無いか確認。)
外観構造チェック
  • 第3者が電路に容易に触れることの出来ない構造
  • 電路の相間、対地間の絶縁距離は適切か
  • 保護カバー等の取付けは適切か
  • 引き込み及び列盤間の接地接続は確実に行われているか

3接地抵抗測定

設備に規定の接地能力が備わっているか検査。
接地抵抗測定
  • 3極法による測定を実施し、各接地が規定の接地能力を保持しているか
締付チェック
  • 接地線の締付に緩み、漏れが無いか
外観目視チェック
  • 接地表記に漏れ、相違が無いか
  • 表記位置は適切か

4保護継電器試験

電路に異常が生じた際、設備を保護する機能が正常に働くか検査。
保護継電器単体試験
  • 継電器に模擬入力を行い、適切な値、時間(各メーカ基準)で動作する
  • 回路配線が適切である
外観構造・締付チェック
  • 各配線の緩み
  • 器具取付けのガタつき
  • ケース、カバー等のひび割れ、破損
  • 設備仕様に適合している

5シーケンス回路確認試験

受変電設備内のシーケンス回路が正常に機能するか検査。
(回路誤り、輸送時の破損等)
機器操作試験
  • 開閉器、遮断器等の機器が正常に操作出来る
  • 各スイッチ類が正常に機能
  • 外部出力の信号は適切か
  • 表示灯は正常に機能するか
インターロック試験
  • 各機器間、各モード間のインターロック回路が、図面・仕様と相違無いか
保護連動試験
  • 故障模擬を行い、設備の保護連動機能が正常に働くか
  • 外部出力の信号は適切か
  • 表示類は適切か
計測回路試験
  • 模擬入力を行い、計器類の指示が正常に表示されること
  • 外部出力の信号は適切か
  • キック試験法により、電圧・電流回路の接続が適切か、変圧・変流器の内部コイルに断線が無いかチェック
主回路低圧通電試験
  • 盤内主回路に低圧模擬入力を行い、回路構成・列盤間の締付け、相順、変圧器の変成比等が正常である事をチェック
外観構造チェック
  • 各表記の図面・仕様の相違が無いか
  • 器具の破損・汚損等
  • 各機器の取付けのガタつき
  • 機器の操作性に問題が無いか

6太陽光モジュール検査

太陽光モジュールの接続構成及び、内部破損等の有無を検査。
(回路誤り、輸送時の破損等)
Ⅰ-V測定
  • 各ストリング毎に特性を測定し、パネル接続誤り(極性、接続数)及び回路断線が無いこと
  • パネル特性を確認し、パネルに異常(内部破損・断線等)が無いこと
絶縁抵抗測定
  • 各ストリング毎に絶縁抵抗を測定し、規定の絶縁能力を保持していること
ストリング抵抗測定
  • 各ストリング毎にストリング抵抗を測定し、内部クラック、
    断線等のパネル不良・破損
サーモグラフィによるホットスポット確認
  • 設備運転後のパネルや接続箱等に異常過熱の有無が無いか
    (締付け緩み、パネル内部破損等の発見)
EL 検査
  • 不具合の可能性があるストリングはEL検査を実施し、
    より詳細にパネル破損の有無を調査致します。
据付検査
  • モジュール等の据付状態(アレイのガタつき、配線状態、接地取付け)を
    目視及び触診にて確認。